物流業界の人手不足は、深刻さを増すばかりです。2024年問題を経て、「そろそろ外国人ドライバーを採用しなければ…」と感じている運送会社も増えてきました。
実際に、外国人(特定技能)ドライバーを受け入れるために必要な「自動車運送業分野特定技能協議会」への加入企業数は、2025年10月時点の約340社から、わずか2ヶ月後の12月末には428社へと急増。本気で動き出している企業は、今この瞬間も確実に増え続けています。
一方で、いざ採用を検討し始めた企業から、こんな声をよく耳にします。
「外国人を雇ったあとのサポートや手続きって、全部自社でやらないといけないの?それはちょっと…」
安心してください。特定技能人材を雇用する場合、入国後の支援業務は「登録支援機関」という専門機関に委託することができます。むしろ、多くの企業が登録支援機関を活用しながら、スムーズに特定技能ドライバーを受け入れています。
本記事では、登録支援機関とは何か、どんな支援を行うのか、費用はどれくらいかかるのかを、わかりやすく解説します。「支援業務が大変そう」という不安を抱えたまま、外国人採用を諦めてしまう前にぜひ読んでみてください。
特定技能人材を受け入れる企業(所属機関)は、入国から退職まで、外国人に対して一定の「支援」を継続して行うことが法律で義務付けられています。
生活オリエンテーション、日本語学習機会の提供、定期面談、相談・苦情への母国語対応など、その内容は多岐にわたります。これを聞いて「うちには担当できる人間がいない…」と思った方も多いのではないでしょうか。
そこで登場するのが、登録支援機関です。
登録支援機関とは、出入国在留管理庁に登録された専門機関で、所属機関に代わって特定技能外国人への支援業務を行います。
よくある誤解として「登録支援機関=人材紹介会社」と思われることがありますが、厳密には別物です。人材の探索・紹介を行うのは送り出し機関や人材紹介業者であり、登録支援機関は「雇った後」の支援を行う機関です。ただし、実際には人材紹介と支援業務の両方を提供している機関も多く、弊社もその一社です。
登録支援機関に支援を委託する場合、通常は月額費用が発生します。相場は1人あたり月2〜4万円程度が一般的です(機関によって異なります)。
「費用がかかるのか…」と感じた方もいるかもしれません。しかし、義務的支援のすべてを自社で行おうとすると、専任の担当者が必要になるケースがほとんどです。専門機関に任せることで得られるコスト削減・業務効率・安心感を考えれば、多くの企業にとって合理的な選択と言えます。
支援には「義務的支援」と「任意的支援」の2種類がある
登録支援機関が行う支援は、大きく2つに分類されます。
義務的支援とは、特定技能人材を受け入れる企業が必ず実施しなければならない支援です。登録支援機関に委託すれば、企業に代わってすべて対応してもらえます。主な内容は以下の通りです。

これだけのことを自社でゼロから整備しようとすると、担当者の負担は相当なものになります。「支援業務が大変そう」という印象の大半は、この義務的支援の多さから来ているのではないでしょうか。
任意的支援とは、義務ではないものの、外国人材の定着・活躍を促進するために行う支援です。義務的支援に上乗せする形で、各機関が独自のプログラムを提供しています。
どの登録支援機関に委託するかによって、この任意的支援の内容は大きく異なります。そして定着率や現場での活躍度合いは、この任意的支援の内容が大きく関わっていると言っても過言ではありません。
弊社では、以下の独自プログラムを任意的支援として提供しています。
※これらはすべて登録支援費の範囲内で実施します。
入国後すぐに、外免切替の合格を目的とした合計9時間の運転教育プログラムを実施します。
※外免切替についてはこちらのコラムで詳しく解説しています↓
✔ 学科①:日本で安全に運転するための知識とマナー
①優先道路の判断と行動
②法律を守ること
③信号に従うこと
④歩行者の保護
⑤自転車の行動とパターン
⑥合図と安全確認
⑦運転で必要な文字・言葉
✔ 学科②:外免切替学科試験対策
①試験の事前教育
②模擬試験
✔ 実技:外免切替実技試験対策
①試験ルールの再確認
②試験コースの要点の説明
③苦手項目対策
※状況に応じて別途追加対応も可能です。
「雇ったのにすぐ現場に出られない」という機会損失を最小化し、一日でも早く戦力として活躍できる状態を整えます。

乗務開始から退職するまでの期間、3ヶ月に1回のカウンセリング+添乗指導を継続実施します。(17年間運転教育に携わってきた弊社指導員が実施)
✔ カウンセリング
交通心理士の資格を持つ指導員が、業務上の悩みや困りごとをヒアリングし、その内容に応じて添乗指導を実施。
✔ 添乗指導(一例)
・社内ルールの遵守確認:会社が定めたルールや手順通りに業務が行えているか確認
・個人の運転クセの修正:無意識についた危険なクセを早期に発見し、丁寧に改善指導
・不安全行動の是正:ヒヤリハットにつながる行動を見逃さず、事故が起きる前に対処
・運転技術の向上:車間距離・速度管理・安全確認・歩行者保護・荷物の丁寧な取り扱いなど、プロドライバーとして必要なスキルを実走行の中で指導
外国人ドライバーは入国前の教育で日本式の運転を習得しても、時間が経つと母国の運転スタイルに戻ってしまうケースが少なくありません。この「逆戻り」を防ぎ、さらなる技術向上を図るために、ニホントでは雇用期間中ずっと3ヶ月1回の頻度で添乗指導を実施しています。こうした取り組みを続ける登録支援機関は、業界でもほとんど存在しません。
※登録支援機関の選び方のポイント↓
特定技能ドライバーの採用を躊躇している理由が「支援業務が大変そうだから」であれば、それは登録支援機関の活用で解決できます。改めてポイントを整理します。
・義務的支援はすべて登録支援機関に委託できる
・月額費用が発生するが、自社で担当者を置くよりもトータルで合理的なケースが多い
・任意的支援の質によって、定着率・現場での活躍度が大きく変わる
・ニホントはドライバー特化の任意的支援(外免切替対策講習+添乗指導・カウンセリング)を提供している
協議会加入企業が急増している今、外国人ドライバーの採用競争はすでに始まっています。「支援が大変そうだから、もう少し様子を見よう」と思っていると、気づいたときには優秀な人材が他社に流れてしまっているかもしれません。
ニホントは、外国人ドライバーの教育と紹介から、入国後の外免切替対策講習、そして雇用期間中の定期的な添乗指導・カウンセリングまで一気通貫でサポートしています。
「まずは費用感を知りたい」「うちの会社でも受け入れられるか確認したい」という段階でも大歓迎です。まずはお気軽にご相談ください。